実は、一度自転車で駒沢公園に行ってみたかったので、東京ラーメンショー2011をやっているというので、昼飯がてら行って見ようかと思っていました。しかし、そこで降ってわいた「て」さんからの「上水記展」をやっているという情報。しかも、11月6日まで。今日しか無いよ。
というわけで、急遽行き先を変更。距離も遠いし雨も降りそうなので、電車で東京都水道歴史館まで行ってきました。
平成23年度東京都水道歴史館 「秋の特別企画展」上水記展~分水にみる上水の役割~ §
割と力を入れているのが良く分かる展示でした。目玉はやはり羽村の図版。しかし、ほぼ全線に渡る図版の展示もあったので、満足度は絶大。しかも、神田上水まで。玉川上水なら上水記と思い込んでいたので、神田川を見る目を養うのに役立つとは思わず目から鱗。
上水助水は、淀橋の手前で合流するのでは無く、道の下をくぐってから合流するのが分かりました。
井之頭池脇空堀 §
しかしなんと言っても最大の収穫はこれ。上水記の井の頭の池の南部に空堀と(図版に)記述されています。井の頭公園で空堀を見た記憶は無いので埋められたのかも知れませんが、確認をしに行って見たいですね。
それは私のおいなりさんだ §
だがしかし。まだびっくりがあったのだ。
2Fで長屋の再現模型を見ている時に、突然見慣れたものが目に飛び込んできたではありませんか。屋敷神センサーが自動反応。再現された井戸の目の前にオイナリさんの小さな社。しかも、稲荷。これはもう、「屋敷神」としか言えません。
気楽な気持ちで質問したところ、学芸員の方が答えてくれるという大盤振る舞い。しかし、赴任してあまり時間が経っておらず、建設当時の状況は分からないということで、井戸と屋敷神の関係は分からず。
あとで調べてみると、「屋敷神」と並列で「井戸神」という概念はある模様。しかし、井戸神は水神であり、稲荷では無い模様。良く分かりません。